アーチェリー 試合の種類を学ぼう!
日本で行われているアーチェリーの試合は大きく分けて3種類あり、
アウトドア、インドア、フィールドで全日本選手権等が開かれています。
この3種類以外にも3Dアーチェリー等色々な楽しみ方がありますが、
今回はこの3つを解説していきます。
アウトドア
オリンピックで行われるのが、このアウトドアです。
シーズンは3月頃~11月頃です。
全日本選手権大会や国民体育大会などの主要試合では、70mで競技が行われます。
的の大きさは直径122cmで、10点の大きさは12.2cmで、CDの大きさのイメージです。
その他にも50mや30m、18m等の短い距離でも試合が行われることがあり、
様々な距離で楽しむことができます。(競技の最長は90mです)
競技は72射、720点満点で試合が行われ、なんと世界記録は700点を超えます。
屋外で行われるため、雨や風の影響を受けることになります。
飛んでいく矢が影響を受けることはさることながら、選手自身も雨で体力を奪われたり、風で体が揺られたりと多大な影響を受けるため、
天気による影響を緻密に計算し、選手は対策を行います。
安全に試合を運営するのが難しいと判断されるほどの大雨・強風や落雷が発生した時(弓矢が金属が使われており危ないため)以外は
試合が行われるため、事前の天気予報のチェックも必須になります。
インドア
シーズンは11月下旬~2月頃で、主に冬に行われます。
この時期日本では気温が低く、アウトドアで競技をすることが難しいため、
インドアに参加する選手がほとんどです。
距離は18mで行われ、的の大きさは40cmと非常に小さいのが特徴です。
下記の画像は3つ目的と呼ばれ、40cmの中でも5点以下をすべて0点とした的です。
競技は60射、600点満点で行われ、世界記録は599点(2022年現在)で、ほぼ満点です。
アウトドアと違い風など外的要因に左右されることがないので、完全な実力勝負になります。
ほとんど10点に入ることから、一つの的に複数射すると、先に刺さっていた矢に後からうった矢がささる
継ぎ矢と呼ばれる現象が起こる確率が高くなるため、的は3つ目的が採用されることが多いです。
距離が18mと短く、本数も少ないことから、初心者でも試合に出場しやすいため、
非常に多くの方が試合に参加します。
フィールド
日本でのシーズンは、アウトドアと同じく3月頃~11月頃です。
全12スポットが山の中に用意されており、弓を自身で持ち歩いて各スポットで3射ずつ行い得点を競います。
射数は36射とアウトドアと同じですが、一番の大きな違いは、満点が6点であることです。
1スポット3射×6点=18点 ×12スポットで216点満点となります。
スポット間の移動に加え、的が必ずしも自分のうつ場所と同じ高さにあるとは限らず、
うち上げやうち下しなど、非常に高度なテクニックが必要となります。
アウトドアやインドアとは、また違ったアーチェリーを楽しむことができます。
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